新聞広告の間取り図を見てインテリアの配置センスを鍛える方法

土曜日や祝前日は、”マンションや土地販売の新聞広告”が増えます。
それらを読み込むのが私の習慣です。
マンションや土地の相場やスペックを知りたいという目的もあるけれど、一番大きな目的は『間取り図のトレーニングをすること』です。

マンション広告の間取り図は、インテリアの配置を考えたり提案能力を鍛えるトレーニングに最適なのです!

今の間取りで家具をどのように配置するか?

広告を漫然と眺めるのではなく「この間取り図で、どのようにインテリアを配置するか」を考えます。
2LDKなら夫婦のみ、もしくは夫婦+子供一人、3LDKなら夫婦+子供2人が平均的な家族構成かと思いますが、これらを頭に浮かべてインテリア配置のトレーニングをします。

  • TV台はリビングのこの位置に置く。ソファは2人掛サイズをこの向きに置く
  • この部屋は夫婦の寝室。シングルベッド2つをこの向きに置き、サイドテーブルを置こう
  • ダイニングテーブルは160cmサイズをカウンターにつけるようにしておこう

広告の間取り図を見ながらイメージトレーニングしていると、良い間取り、悪い間取りが一発で分かってくるようになります。

  • 14帖だけれどリビングの形が悪くて、ダイニングとソファ両方置けない
  • 窓が多すぎて、家具を配置しにくい
  • 収納が狭すぎて、子供服あふれるだろうな

とういうことを考えることもあれば、

  • ダイニングテーブルの背面壁に大きなアートを飾ってフォーカルポイントにしよう
  • 背の高い植物をこの位置に置けば、ソファとダイニング両方から楽しめる
  • 間接照明をこの位置に置いて、ムードのある部屋を作ろう

そんなインテリアの具体的なところまで想像しています。
実際に仕事で様々なお部屋にインテリアコーディネートをする際に、このイメージトレーニングが役に立つのです。

 

間取りを変更できるなら、どう変えるか?

さらにもう一歩踏み込んで、「もしこのマンションをスケルトンリフォーム(※)して部屋の間取りを変えられる場合、私だったらどう変えるか?」についても考えます。
(※スケルトンリフォームとは、内装や設備を全て取り払い住居を骨組みの状態にして全面的にリフォームすること)

日本のマンションでは「田の字型」間取りが主流です。
玄関から長い廊下があり、その左右に部屋を配置する「田の字」のような形です。長い廊下が続くので、70平米、80平米とあるけれど、実際にはその広さを感じられないことがあります。
また1LDKよりも2LDK、3LDKと部屋を細分化するほうが売れやすいという消費者ニーズと業界の慣習があるため、一部屋が狭く、収納が不十分なことが多いです。

スケルトンリフォームでも、窓の位置は変えられず、水周りも位置を大きく変更できないことが多いですが、それらの制約を踏まえながら、イメージトレーニングしていきます。

・もし夫婦2人暮らしなら、2LDKを1LDKにして、玄関と寝室をつなぐ大きめのクローゼットを配置しよう
・個室を1つなくして、大きめなリビング・ダイニングを作り、リビングの一角に書斎を作ろう
・玄関からキッチンに続く扉を設けて、買い物した食品をすぐにパントリーに入れられるようにしよう

クライアントの人員構成やライフスタイルを想像しながら、こんな家族だったら、こんな風に間取りを変えよう、家具はこう配置しようと考えるのはとても楽しいです。
簡単で安上がりにできるトレーニングなので、とってもお勧め。

旦那さんには「今時新聞はネットで読めばいいじゃない、まだ紙でとるの?」と言われますが、朝ごはん食べながら新聞広告と向き合って「あーでもない、こーでもない」とイメージトレーニングする時間が楽しくて。
もうしばらく紙の新聞は取り続ける予定です。

間取りを考える

(東京のインテリアコーディネーター山口恵実のブログ)
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