なぜ北欧インテリアは日本で人気なのか?アルヴァ・アアルト展に行って気づいたこと

今日は葉山の神奈川県立近代美術館で開催している「アルヴァ・アアルト――もうひとつの自然」展に行ってきました。
アルヴァ・アアルト回顧展

アルヴァ・アアルト、そして妻のアイノ・アアルトは、フィンランドを代表する建築家・デザイナーです。
アルヴァ・アアルト回顧展

建築だけでなく、家具・照明・ガラス・食器のデザインでも有名です。

アアルトなんて知らないという方も、こんなフラワーベースやグラスを見たことがあるのではないでしょうか?
(iittala 公式HPより https://www.iittala.jp/)

このスツールもどこかで目にしたことがあるのでは?

アルヴァ・アアルト回顧展

アアルトの家具の特徴は「曲木」の技術を使っていること。

上写真のスツールの脚、美しくカーブしているでしょう?

このワゴンも曲線が美しいでしょう? ↓アルヴァ・アアルト回顧展

「工場でどのように曲木が作られているか?」のVTRも流れており、興味深く観入ってしまいました。

 

なぜ日本で北欧インテリアが人気なのか?

日本では北欧インテリアが大人気ですよね。
好きなインテリアのスタイルは?と聞くと「北欧風」と答える方が圧倒的に多いです。
木を多用したシンプルな家具に、可愛らしいテキスタイルが北欧インテリアのイメージ。

なぜ日本で北欧風がこんなに人気なのでしょうか?

 

以前インテリアの恩師がおっしゃっていた言葉が、とても心に残っています。

「建築やインテリアは、その国の気候や風土・資源に密接にかかわっています。
例えば、石材が多くとれるイタリアでは石造りの家や大理石の家具が発達しています。
森林が多いフランスでは、美しいフローリングが生まれました。
木材資源が乏しく羊毛産業に力を入れてきたイギリスでは、ラグやカーテンなどのテキスタイルが発達してきました。
同じヨーロッパでも、国や風土によってインテリアは異なるのです」と。

イタリア家具、イギリス家具…国によってスタイルの傾向があるし、人気デザイナーのテイストも国によって違うけれど、何でだろう?
そりゃ歴史も文化も違うけれど…とモヤモヤしていた時にこの言葉を頂き「なるほど!」と思いました。

 

フィンランド、スウェーデン、日本は、国土面積の約7割が森林だそう。先進国のTOP3。

昔から森林に囲まれ、木材建築や家具に囲まれて暮らしてきた日本人は「木の美しさ」に安心感や親しみやすさを感じるDNAがあるのかもしれません。

フィンランドで生まれ育ったアアルトも、森林に囲まれて暮らしてきました(父は森の測量技師だったそう)。
今回アアルトの作品を改めてみて、「木の美しさ」を生かした家具や製法が、同じく木を愛する日本人に広く受け入れられる理由の一つではないかと思いました。

アルヴァ・アアルト回顧展

アアルトの代表的なアームチェア「タンク」
ゼブラ柄の張地が可愛い☆ 座り心地、結構良いよ!

アルヴァ・アアルト回顧展

 

美術館から見える景色もキレイでした。アルヴァ・アアルト回顧展

葉山の自然と響き合った、とても美しい展示会でした。

今回はフィンランド出身のアアルトを通して少しフィンランドについて知ることができましたが、『北欧』とひとくくりに言っても、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク…全部違う国。

一言でまとめられないほどの奥深さがあるはずです。

いつか現地を訪れて、建築や文化に実際に触れてみたいと強く思いました。

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美術館の後は、LA MAREEというレストランへ(美術館から車で10分ほど)

美術館後のランチ

 

大好物の牡蛎をたらふく食べて帰ってきました。
最高~!!
美術館後のランチ

人気レストランのようですが、予約せずに13時頃に行ったら20分くらい並んで入れました。
雰囲気も良くて美味しくておすすめです。

 

神奈川県立近代美術館のアアルト展は11月25日(日)まで開催しています。残り1週間。
ご興味ある方はぜひ行ってみてくださいね!



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