今年は建築を学ぶために大学にも通っています。
先週末は住宅の歴史を学ぶフィールドワークの授業が2日間ありました。
建築史専門の志村教授と、上野と江戸東京たてもの園へ。
(↑上野にある池田家上屋敷表門)
日本の住宅の起こり、時代ごとの進化、東京の地形の話、建物に使われている部材の一つ一つの意味に至るまで。
志村教授の深い解説を聞きながらの濃密な二日間。
「目から鱗」どころか、「目から魚」が何匹も落ちてきた~!!
授業前に日本建築の歴史の本は何冊も読みましたがいまいち頭に入ってこない…(読書苦手)
先生の解説を聞きながら実際の建物や部材を見ることで「なるほど、なるほど」とすっと頭に入ってきました。
そもそも先生の話がとても深い&面白い。
「なぜ?どうやって?」と原点まで遡って教えてくださいました。
↑日本の大建築家、前川國男邸@東京たてもの園。
Casa BRUTUSの特集で見てからずっと行きたいと思っていた場所。
和洋折衷の内部空間も素敵でした。戦時中の物資制限があった時期に造られたとは思えないほど豊かな空間。何度も訪れる建築ファンが多いそう。
「温故知新」
過去のことを知り、それを未来に活かしていくこと。
先生は授業の冒頭でこの言葉を何度もおっしゃっていました。
2千年以上続いてきた日本の建築の歴史はまさに工夫と経験の宝庫。
中国大陸の影響を受けつつ、西洋の影響も受けつつ、日本の自然環境や文化に適応するように工夫と改善を重ねて形成してきた賜物。
そこから学ぶことは本当に大きい。
むしろその過程を深く知らずに、日本で家づくりしていちゃいかんなと。
最近は仕事に追われて大学へのモチベーションが激しく下がっていましたが(笑)、やっぱり学びって面白い。
学びを仕事に活かしつつ、山積みになってみて見ぬふりしていたレポートや課題にもそろそろ着手しようと思います。頑張るぞ~(レポートはなかなか筆が進まないんですよねぇ…)
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