週末に一泊二日で富山に行ってきました。
ずっと気になっていた「リバーリトリート雅樂倶」に宿泊。
日本では珍しい「アート」を全面に打ち出した宿です。
(以下写真はホテルの方の許可を得て撮影しています)
景色が圧巻のエントランス
エントランスを入り、チェックインをするオープンスペース。(上から見たところ)
まずコンクリートが組まれた左右の壁が圧巻でした。
コンクリートは校倉(あぜくら)という工法で組まれています。東大寺の正倉院も校倉造り。伝統的な建築工法だそう。
そして正面には美しい景色が広がります。
傑作家具が置かれた客室
客室は全室異なるデザインです。
今回宿泊したのは本館の『影向(ようごう)の間』
シェーズロングチェア、イサムノグチのテーブルなど、傑作家具が置かれています。
実は眼下は駐車場。でも窓からは美しい景色だけが見えるように計算され設計されています。
客室のお風呂にはこんなスペースも。見る方向全てが絵になりますね。
とにかく、部屋の中、廊下、ホール、いたるところにアート作品が飾られています。
美術館から借り受けているものが多く、定期的に入れ替えをしているそう。
富山の伝統工芸を五感で楽しむ
館内のアート作品や食器で、富山の伝統工芸品である『銅』や能作で有名な『錫』が多用されていました。
富山の伝統工芸品である銅器をベースにした壁面アートが飾られています。
個性的なソファとミックスして、モダンな空間です。
夕飯にも錫や銅器で作られた食器が使われていました。
地元でとれた食材を地元の工芸品で頂く…贅沢な時間です。
去年は石川県のべにや無何有に宿泊し、さりげないお花のおもてなしや、漆器の美しさを楽しみました。
石川県山中温泉の宿と食事を堪能する旅『べにや無何有』
県によって地域によって、出会えるもの、受け継がれてきたものが異なる。
改めて日本文化や工芸の奥深さを感じます。
インテリアデザインをするにあたり、日本の文化や工芸についてもっともっと知りたい。
自分が生まれた国の文化を、時代や空間に合わせて、私なり取り入れることができたら素敵だな。
伝統工芸について、もっと知識を深めようと決心した旅でした。