【栃木の大黒屋】アートと保養の宿

栃木県の板室温泉にあるアートと保養の宿『大黒屋』に1泊してきました。

アートの宿板室温泉大黒屋

次は3泊くらいしたい…と思えるほど、居心地の良い宿でした。

まず驚いたのが4月下旬に満開の桜。
アートの宿板室温泉大黒屋

毎年4月3週目~4週目にかけて満開になるのだそう。

桜とこいのぼりを同じタイミングに見たのは始めてです。

こんなに広い空で泳げたら気持ちいいだろうなー
アートの宿板室温泉大黒屋

*
アートが世界のトレンドになり、
”アート”を街おこしのキーワードにしている都市や宿が近年増えてきましたね。
成功例もあれば、まだまだなところもあります。

 

故郷の栃木に「アートと保養の宿」…どんなところなんだろう?
期待に胸を膨らませていってきました。
アートの宿板室温泉大黒屋

 

早速館内にはこんな掲示が。
対象になるお客様は。明確でございます!
アートの宿板室温泉大黒屋

 

アートをコンセプトに掲げているだけあって、宿のお庭にも室内にもたくさんのアートが飾られています。アートの宿板室温泉大黒屋

従業員の方が使う車庫にもアート。この光景は新鮮ですwアートの宿板室温泉大黒屋

厨房にもアートを飾っているそうです。

*
アートが心や精神面に良い効果をもたらす。
従業員も常に美しいアートに触れてほしい、そんな宿の思いが感じられます。

*

宿には菅木志雄(すがきしお)さんという作家のアート作品がたくさん飾られています。

(この門も菅木さんの作品↓)アートの宿板室温泉大黒屋

大黒屋は400年以上続く温泉宿ですが、
現16代目の社長が菅木さんの作品や考え方に感銘を受け、30年前(ちょうどバブルの終焉頃)からアートをコンセプトにし始めたそうです。
それ以来菅木さんはじめ多くの作家とコラボレーションしてたくさんのアートを飾っています。

 

宿の方がお話してくださったのですが、
アートを宿のコンセプトに掲げてアート作品を買い始めた当初は、社長は周りから変人扱いされるし、銀行には融資を渋られるし、従業員は辞めていくし大変だったそう。

それが徐々に実って、
今ではリピーターのお客さんが増え業界で注目される温泉宿になっています。
社長も講演会などで活躍されていて、全国の銀行にも注目されているんだそう(成功方法を知りたいとねw)

そして購入したアートも3倍以上に値上がりしている…すごいな。

時代を先読みする社長の先見の明
そしておもてなしを尽くす従業員の方々の成果なのでしょう。

とても面白い、興味深い宿です!

アートの宿板室温泉大黒屋

私が泊まったのは”竹の館”
お部屋はこんな雰囲気です。

床暖房が気持ちよくて、床にゴロゴロしていました。

とてもシンプルな空間ですが
アートの宿板室温泉大黒屋

窓からは見事な景色!
四季折々の景色を窓から楽しめる…日本の良さですね。
GWは新緑がとっても美しいでしょう。
アートの宿板室温泉大黒屋

 

大黒屋はアートの他にも
きめ細やかなおもてなしで居心地が良かったです。

例えば
季節のお花と花瓶で「お部屋に好きに生けてください」というコーナーがあったり↓アートの宿板室温泉大黒屋

外でお茶を自由に入れて飲めたり↓アートの宿板室温泉大黒屋

文化的、美的なことを、ちょっとしたアクティビティ感覚で楽しめる。

景色を眺めながら外でお茶を飲む時間はサイコーです。
アートの宿板室温泉大黒屋(まるで長年連れ添った老夫婦)

 

茶器の飾り方もセンスがあります。アートの宿板室温泉大黒屋

図書スペースやギャラリー
ピアノのあるオープンスペース
そして温泉

ゆっくり過ごせる空間です。

「連泊するお客様が多い」と伺いましたが、確かにこりゃ連泊したくなるな。

シリーズ物の本を持ち込んで、次回は3泊くらいしようと思いました。

アートの宿板室温泉大黒屋

アートにふれてゆっくり過ごしたい方
栃木の自然にふれたい方
おすすめです。

板室温泉 大黒屋 保養とアートの宿

インテリアデザイナー山口恵実
Art & Interior Design, Studio del Sol
外資経営コンサルタントからインテリアデザインの世界へ。アートやインテリアの楽しさと奥深さに気がついてから人生が変わりました。
2022年ロンドンへ留学。Interior Design School, Professional Development Course卒。
東京都内に築37年のマンションを自邸用にリノベーション。自邸インテリアをinstagramで発信中
  • URLをコピーしました!

リフォーム・リノベーション、アート&インテリアコーディネートのご相談承ります。
ぜひお気軽にお問い合わせください。