年内も残すところあと3日。冬休みに入った方も多いのではないでしょうか?
私は25,26は京都へ、27,28は栃木に帰省し那須で一泊してきました。
このブログも年内あと1回の更新で年明けです。
さて今日はクリスマスの京都旅で滞在したホテルのご紹介。
内装にこだわった素敵なホテルでした。写真たっぷりでお届けします◎
京都では「四季十楽」という築100年の10の町屋を改装したホテルに泊まりました。
ホテルの場所は二条城と京都御所の間に位置しています。
どちらも徒歩10分ちょいで行ける大変便利な立地。
「四季十楽」は2016年にオープンしましたが、名前の通り10タイプのお部屋があります。
そして建築家の田根剛氏をはじめ、家具、庭木、写真家など10のアーティストやブランドがデザインや運営に関わっています。
こだわりが詰まった内装、
特に古い物をうまく生かした家具セレクションが私好みでした◎
レセプションで使われていた和ダンスは、実際に町屋で使われていたもの↓
ホテル内にはこのような古い家具がたくさんありました。
レセプション奥のカフェ(朝食レストラン)の壁・天井はなんと朱色!
カフェからは小さな和風庭園も見えます。
部屋は10室あり内装は全室異なります。
部屋の種類はこちらでご覧ください☆↓
四季十楽 客室
私が泊ったのは、10室の中で最も大きな部屋「1号室」です。約68㎡ある2階建ての空間でした。
1号室の1階を入ると正面には床の間。
赤いアクリル板のアートと盆栽の組み合わせが印象的です。
階段を上って2階の居室スペースへ。
2階には8畳間、お風呂、トイレ、ミニキッチン、寝室があります。
8畳間にはモダンな床の間があります。
10タイプのお部屋どれにしようかな~と選んでいたときに、ホテルのHPの写真を見て「この”床の間”が素敵だな」と思いこの部屋を選びました。イメージ通りに素敵です。
”床の間”には掛け軸ではなく、アクリル板の青いアートを飾っています。
軽やかでモダンな印象ですよね。
この意外な組み合わせがピッタリでした!
ただアクリル板は光を反射しやすいので写真写りが悪いのが残念。。
あと実際に見ていても、光がチラチラ反射して昼間は若干目が疲れるかもしれません。
家で日が当たりやすい場所に飾るときには、アクリル板アートは要注意ですね。
畳縁(たたみべり)も青いアートに合わせて青色です↓
こういう細かいところにいちいち気づいて反応する…インテリアコーディネーターあるある(笑)
畳み間に置かれたチェアは、建築家の坂倉準三デザイン↓
坂倉準三は近代建築の巨匠ル・コルビュジエに師事した日本を代表する建築家の一人です。
このチェアは『籐座椅子』といって、現在ではインテリアブランドIDEEが取り扱っています。
お部屋にぴったりの素晴らしい家具セレクションです!
う~刺激されますっ。
水回りも素敵でした。
清潔感もあり、使いやすさもVery Good。
壁は黒タイル、木の浴槽、洗面所の木の家具、籐の籠…
色と素材のコントラストが綺麗で、見た目も使いやすさも抜群。
男性にも女性にもウケる空間だと思います◎
部屋にはミニキッチンもついています。
キッチンの洗面ボウルが これまた素敵。渋みのある陶器です。
この色・質感は汚れが目立ちにくくて良いぞ☆
最後に寝室をご紹介。
寝室はパッと見、とてもシンプルでした。
部屋に入った瞬間に夫が「ここだけ無印っぽいね」とボソっと。確かに全体的に無印っぽいシンプルさで、「この部屋だけ、何かものたりないねぇ。」と思ったのですが(失礼。笑)
でも良く見てみると随所にこだわりが見られます。
まず壁に和紙が貼ってあります。
そのおかげで部屋全体が柔らかで優しい雰囲気に。
壁に和紙を張るのはビニールクロスを貼るのに比べて大変なのです。手が込んでいます。
窓は2重になっており、室内側の窓には和紙が貼られていました。
和紙を通して光が優しく入り込みます。
そしてベッドに横になると、天井の木の梁があらわに見えます。
和紙が貼られた柔らかな壁、斜めの天井の中で、木の梁がダイナミック。
ベッドに横になってじーっと梁を見つめるのが、結構落ち着くんだなぁ…これが。
この寝室、不思議なことにとても良く眠れました!
私は旅行好きなわりに、慣れない旅先のホテルではどうしても眠りが浅くなってしまうのです。
20代で一人暮らししていた頃に身近でショッキングな事件がありまして、慣れない場所での夜が苦手。
別に霊感が強いとかでは全くないのですけどね。
でもこの部屋では不思議と良く眠れました。
気持ちを和らげる和紙の効果かもしれません。
和紙をこうやって使うのいいなぁ。。
京都のホテル「四季十楽」とても居心地が良くて素敵なホテルです。
一泊の滞在でしたが、いろいろ刺激を受けました!
2カ月前にBooking.comから予約したのですが、同日に宿泊したお客様は外国人のカップル(アメリカ、中国、ヨーロッパ系)ばかり。
この新旧ミックスの和モダンな空間は、海外の方はもちろん、日本人の建築・インテリア好きも楽しめるホテルだと思います☆