【箱根の富士屋ホテル】摩訶不思議な和洋折衷建築

怒涛のような10月を過ごしましたが、最終日はリフレッシュするために箱根に行ってきました。
箱根の富士屋ホテルでランチをして、ポーラ美術館でモネとマティス展を見てきました。

富士屋ホテルは1878年に開業したクラシックホテルです。
「ジャパニーズ・バロック」とも呼ばれる、和と洋を融合した摩訶不思議・豪華絢爛な建物が特徴です。

箱根Studio del Sol

えっこれにこれ合わせちゃう!?という不思議な感じが面白い。
例えばこんな感じです。

箱根富士屋ホテルの摩訶不思議な組み合わせ

例えば、洋風の建物に和風屋根。
幕末から明治期に西洋文明が流入してきた時期に、こんな組み合わせの擬洋風建築が良く建てられました。

箱根Studio del Sol

一見ヨーロッパのクラシックな建物に見えますが、良く見ると欄間(らんま)があります。

箱根Studio del Sol

クラシックなピアノスペースの背景は、寺院で見られる花頭窓(かとうまど)。

箱根Studio del Sol

素敵な水場と思ったら、釜を持った鬼。(へい、釜めしおまちー!)
箱根Studio del Sol

メイン階段には立派な竜の彫り物(髭を触らないでください、と注意書きが)
箱根Studio del Sol

…終始こんな感じで、
これにこれ組み合わせちゃう!?のオンパレード。
面白くて見飽きません!オリジナリティー満載のホテルです。

ランチはメインダイニングの「ザ・フジヤ」でフレンチのコースをいただきました。
昭和5年建築の登録有形文化財。大改修を経て2020年7月に再オープンしました。箱根Studio del Sol

見事な折り上げ格天井には、日本アルプスの高山植物が636種も描かれています。
京都の二条城を彷彿とさせるような空間です。箱根Studio del Sol

欄間や柱の彫刻が素晴らしくて、ちょっとユーモラスで360度楽しめます。
見るのが面白くて、首をぐるぐる回し過ぎて疲れました。
箱根Studio del Sol

柱には鬼がいて、食事中にじーっと見つめてきます。箱根Studio del Sol

インテリアを堪能しつつ、色づき始めた箱根山の紅葉を見つつ、おいしいフレンチコースに舌鼓を打ちました。

↓こう見ると「由緒正しき格式のあるホテル」という感じがしますが、細部を見るとユーモア満載の「富士屋ホテル」
このギャップに萌えます~!
長年愛されてきた理由が分かりました。
箱根Studio del Sol

さて、富士屋ホテルの後はポーラ美術館へGo!
「モネとマティス―もうひとつの楽園」展へ。
箱根Studio del Sol

モネの睡蓮の絵はもちろん、マティスの作品も数十点勢ぞろい。
自然に囲まれた館内でじっくり作品を堪能できました。
モネの睡蓮の絵は安らぎ過ぎて、作品を見ながら寝落ちして作品に頭突っ込みそうになりました。
モネの絵はお腹一杯の時は避けた方が良いですね(笑)

箱根Studio del Sol

美味しいものを食べ、美しいものを見て、しっかりとエネルギーをチャージできた週末。
東西の面白い芸術に触れることができました。

インテリアデザイナー山口恵実
Art & Interior Design, Studio del Sol
外資経営コンサルタントからインテリアデザインの世界へ。アートやインテリアの楽しさと奥深さに気がついてから人生が変わりました。
2022年ロンドンへ留学。Interior Design School, Professional Development Course卒。
東京都内に築37年のマンションを自邸用にリノベーション。自邸インテリアをinstagramで発信中
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