1月27日まで世田谷美術館で開催していた『ブルーノ・ムナーリ展』に行ってきました。
最終日にギリギリセーフ。
『ブルーノ・ムナーリ』はイタリアの芸術家。
グラフィックデザイナー、画家、絵本作家…など多彩な顔を持つアーティストです。
ちなみに去年の秋に六本木の国立新美術館で開催されていたのは、フランス出身の『ピエール・ボナール展』↓↓
ピエール・ボナール…
ブルーノ・ムナーリ…
ややこしいですが(笑)
展示会のタイトルは『ブルーノ・ムナーリ ~役に立たない機械をつくった男』
「役に立たない機械か…変なアーティストなのか。つまらない展示会かもな」と半信半疑で見に行ったのですが、実際はすごく良かったです。
「役に立たない機械」
というのはブルーノが作った立体吊り下げ作品のタイトル。
実際の作品は超おしゃれなモビールでした。
ブルーノ・ムナーリの作品は、
パキっとした色使い;
・赤と緑
・青とオレンジ
・紫と黄色
などの反対色の組み合わせ
楽しんで作っていたんだろうな
人生を楽しんでいたんだろうな
そんなポジティブなオーラが作品からも伝わってきます。
ブルーノ・ムナーリは90歳の長生きだったそうです。
作家さんによっては悲壮感や苦悩を作品に表現する方もいて、見ているこっちも重いし辛い…ってことがあるのですが、ブルーノ・ムナーリはとてもポジティブでした。
こういう作品は見ていて気持ちが良いです。
鑑賞後は世田谷美術館内にあるレストラン「ル・ジャルダン」に行きました。
ブルーノ・ムナーリの作品をメニューに仕立てたコースがあったので、興味惹かれて注文してみました。
この「ペアーノ曲線の色彩」という作品が…
かぼちゃとイカ墨を入れたビーツのパスタに表現され、
この絵本の挿絵が…
メイン料理に。うまくニュアンス表現できてますよね。
デザートに。
灰皿だから、葉巻に見立てたチュイールを添えて。
コースを通して二重で作品を堪能することができ、思いがけず楽しかったです。
レストランから見える砧(きぬた)公園。
桜の季節はレストランがすごく混むんだそうです。
最後は美術館のショップで図録と絵本を購入しました。
絵本は中身が可愛いくて、表紙のデザインも質感も素敵。
日本語とイタリア語が書かれています。
子供部屋のコーディネートに使おうと思います。
期待以上に良かったブルーノ・ムナーリ展。
もっと早く行って、もっと早くブログでお伝えできれば良かった!
ごめんなさい…もう終了してしまった。
また日本のどこかで開催されるかもしれません。
ご興味ある方は将来ぜひ行ってみてください!