「輸入ファブリック」とは主に欧州から輸入している「インテリア用の布地」を指します。
カーテン・クッション・椅子やソファの張地・ランプシェードなどに使われています。
欧州では昔から羊毛産業が盛んなうえ、産業革命後は綿織物の製造も飛躍的に伸び、寒い気候も相まってインテリアでファブリックを多用します。
ヨーロッパのインテリアというと、豪華なドレープカーテンや、ベルベットの生地を張り込んだ椅子を思い浮かべる方も多いと思います。
インテリア用の布地の歴史が長く、日本に比べてデザインも豊富なのです。

そんな輸入ファブリックを扱っている会社・ショールームが東京にはいくつかあります。
カラフルで上質で見たことがないような美しいファブリックがたくさん!まるで夢の世界のよう!
毎回ショールームに行く度に「ここに1週間住みたい」と本気で思います。

種類が豊富&生地ディスプレイが大きくて見やすかったです。
夢のような輸入ファブリックですが、お値段を見て現実に引き戻されることもあります。
以前一目ぼれしたArmani Casaのファブリック。
なんて素敵なの、自宅に使いたい!
お値段は…135cmx100cmあたり約6万円。
えっと…これでカーテンを作ると…おぉ…想像したくない金額になります。

さて最近は輸入ファブリックを探しに都内のショールームをいくつか周っています。
中目黒のマナトレーディングのショールームでは寝室のカーテンとヘッドボード用の生地を検討。
イチョウの葉のような生地には繊細な刺繍が施されています。秋らしい雰囲気ですね。
寝室にふさわしい優しい雰囲気の組み合わせを選ぶことができました。

今週は広尾にあるMESATEX JAPANのショールームへ。お目当てフランスのCASAMANCEの生地を見てきました。
鮮やかな色使いと、密度の濃い生地は椅子の張地に適しています。
ちょうど先週にフランスから届いたばかりというCASAMANCEの新作生地も見せていただきました。
立体的な織と滑らかなテクスチャーで、大きなソファの張地に使ったらおしゃれですね。

個人的に大変気になったカラフルなこちらの生地↓
写真では分かりにくいですが、ところどころリボン状のものが縫い付けられており手が込んています。

↓こちらも写真では分かりにくいですが、模様部分はすべて刺繍です(プリントではなく刺繍です!)
なので表面は立体的になっています。光沢のある刺繍がとても綺麗。

このような立体感のある生地は、Webやカタログの写真では半分くらいしか良さが分かりません。
実際に見て、触って「なんて手が込んだ素敵な生地なんでしょう」と良さを実感できるものが多いです。
そのために実物を確認できるショールームの役割は重要です。
本当に良い生地は五感を楽しませて、心の満足度を高めてくれます。

夢中になってファブリックを検討していると、時間が立つのがあっという間!
集中かつ興奮しっぱなしなので、ショールームを出るとたいていお腹が「ぐ~」っとなることが多いです。
このようなファブリックは、カーテンやクッションはもちろんのこと、椅子の張地・ソファの張地・寝室のベッドのヘッドボードなど、インテリアの多くの場面で取り入れることができます。
美しいファブリックはアートと同じように、空間を一層豊かに、幸福感に満ちたものにしてくれます。
お気に入りのファブリックに包まれたチェアが、リビングのコーナーに1脚あったらなんて素敵でしょう。
ファブリックについて、私もどんどんこれから新しい情報を取り入れていきたいと思います。
もしこのようなファブリックをインテリアに使ってみたい、カーテンやソファをワクワクするものに変えてみたいな思われた方、ぜひお気軽にご相談ください。