好きな建物の様式・スタイルはありますか?
見ると『きゅーん♡』となってしまう建物。
私が好きなスタイルは「イスラムの要素を取り入れたスペイン風の建物」です。
これは南スペインのマラガのホテルですが、まさにこんな感じ↓
特に『アーチ』が大好物で、
美しくカーブしたアーチを見ると、胸がドキドキして、よだれがジュワっと出てきます(笑)
去年と今年、スペインとインドに行きましたが、どちらの国も歴史的にイスラムの影響を受けており、イスラムの様式を取り入れた建物がたくさんありました。
旅先で見た美しいアーチの数々↓
このアーチの軽やかさと抜け感が超おしゃれ。アーチ大好き!
(そういえば、メーガン妃の息子の名前はアーチ―でしたね)
実は日本にも素敵なイスラム・スペイン様式の建築ってあるんです。
その一つに先月行ってきたので、素敵な写真とともにご紹介したいと思います。
今日ご紹介するのは、神奈川県横浜の外国人居留地にある「ベーリック・ホール」です。
アーチに、赤い屋根、ヤシの木…
まぁ、ここは日本ですか!?
日本です~!神奈川です。普通に日本語飛び交ってます(笑)
ベーリックホールは1930年に、イギリス人貿易商ベーリックの邸宅として建てられました。
設計者はJ.H.モーガン。日本に多くのスパニッシュ様式の家を建てた建築家です。
この建物は第二次世界大戦前まで住宅として使われた後、カトリック・マリア会に寄付され、2000年までインターナショナルスクールの寄宿舎として使用されました。
今は一般の方に開放されていて、中を見ることができます。
とても素敵な建物なので、いくつか見所をご紹介しますね! ぜひインテリアのヒントにしてみてください。
四葉形(クワットレフォイル)の小窓
ご覧ください、この可愛らしい小窓!! ↑
中から見るとこんな感じ。窓自体がまるでアートのような印象的なデザインです↓
これは「クワットレフォイル」、フランス語の「quatre(four)」+「foil(leaf)」が合わさった「四葉形」と言われています。
そういえば、Van Cleef & Arpelsの有名なジュエリー ”アルハンブラ”は四つ葉の形。
”アルハンブラ” ってスペイン、イスラム風な名前ですね。(e.gアルハンブラ宮殿)
厳密にいうとベーリック・ホールの窓の形は、この四つ葉形に正方形を組み合わせた形になっています。
この形は昔キリスト教の教会装飾にも使われていたそうです。
洗面所、子供部屋、夫人室…四葉形の窓が、お部屋のフォーカルポイント(視線が行く場所)として輝いていました!
窓は四角であるべき という概念を打ち砕く、超お洒落な窓!
これから戸建でご新居を建てる方は、このようなデザインの窓を作ってみてはいかがでしょうか!?
なかなか窓の形は変えられないなぁ…という方は、こんなデザインの鏡はいかが?
(Ashley Furniture Signature Designより)
残念ながら日本ではなかなか手に入らないデザインなので、海外から取り寄せるか、買い付けてくるか…になってしまいますが、このような大きなミラーを1つ飾ると、ぐっと素敵な空間になりますよ!
もっと手軽に手に入れたい…という方は、Zara Homeの鏡がおすすめです。リーズナブルなわりにデザイン性が高いものが多い。
このあたりのデザインだと、結構雰囲気近いかしら?
左:ゴールドウェーブフレーム ミラー;¥7,990
右:ゴールドディテール ミラー ¥14,990
(Zara Homeより)
話が脇道にそれましたが、
ベーリックホールには他にもたくさん素敵なデザインがありまして、
異国を感じる素敵なデザインがたくさんです。
√ いつもと違うデザインに触れてみたいなぁ
√ 海外に行かずとも、異国の雰囲気を感じてみたい
√ アーチのポーチにたたずんでみたい
そんな方は、ぜひぜひ横浜のベーリック・ホールを訪れてみてください。
横浜の外国人居留地はコンパクトな場所にたくさんの洋館があるので、短時間で見て周れて(しかもほとんど無料で!)楽しいですよ。
デートにもおすすめです~♡