これから数回に分けて「旭川の家具工場視察レポ」をお届けします。
数カ月も前の話になりますが、まだ雪の降る寒い時期に北海道旭川の家具関連工場を周ってきました。
旭川には箱物家具(タンスや本棚など)の製造工場がたくさんあります。
木材を加工する工場、突板(つきいた)を作る工場、塗装工場、組み立て工場…家具をつくるための工場が集積しているのです。
家具の有名ブランドであるAlfrex、カンディハウス、Time&Styleなども、旭川の工場で多くの製品を製造しています。
東京にいるとショールームに展示された完成品しか目にしませんが、
「実際に家具を製造する過程を見たい!」と思い、お客様に納品する特注家具の検品も兼ねて、雪が積もる旭川へ数カ月前に行ってきました。
旭川では家具関連のたくさんの工場を見学してきました。
世界各国から輸入された丸太を保存する工場
丸太を大きな機械でカットする工場
カットした丸太を木の板に加工する工場
突板(つきいた)の製造工場
塗装工場
家具を組み立てる工場
そして旭川で作られた家具が、
ひとつの家具が東京のマンションに取り付けられるまで、本当にたくさんの人の手がかかわっています。
…ということを私はこの出張を通してしみじみと実感しました。
こういう空間を作りたい、こんな特注家具を入れたい、
…と自分が思い描いたことが、実際に形になりお客様のお家に届くまでの過程。
どんな人が、どんな場所で、どんな風に家具を作っているのだろうか?
お客様に最終製品を提案するデザイナーとして、製造工程やそれにかかわる人たちについて知りたいと思っていました。
とても学びと刺激の多い出張でした。
次回から特注家具の工場や製造過程についてご紹介したいと思います。
「へー、こんなところでこんな風に家具を作ってるんだ!!」
ざっくり知って頂き、多くの方に特注家具…だけでなくあなたの身近のある家具にも!
もっと興味をもってもらえると嬉しいです^^