日本ではフローリングの上に直接家具を置くシンプルなスタイルが多いですが、足元の快適性や防音、インテリアの美しさの観点から「ラグを敷く」のはお勧めです。
近年ヨーロッパのトレンドでは、まるでアートのような大胆なデザインのラグが増えています。
去年ドイツの展示会で見かけたcc-tapisのラグ。
まるでミジンコのような!? 度肝を抜くデザインのラグがたくさんありました。

カラフルなラグを投入すると、トレンド感満載なお部屋になります。
ついつい無難なベージュやグレーを選びがちですが、ぜひラグでこそ大胆なデザインを楽しんでいただきたいです。
最近は日本のメーカーでも、手軽におしゃれなラグを取り扱うようになりました。
お子様やペットがいるご家庭では「汚れるので安いラグでOK」「毎年取り替えたい」というご家庭も多く、そのような場合には2~3万円ほどのお手頃価格のラグをご提案することもあります。
毛足の短いラグであれば、お掃除ロボットが使えたり、干して清潔を保つことができるのでお勧めです。
今日は弊社のリフォーム&インテリアコーディネート事例からラグの納品事例をご紹介します。
リビング、ダイニング、ベッドルーム…ラグを敷くスペースはたくさんあります。
抽象画のようなラグ

都内新築戸建ての事例です。
リビングにはシンプルなベージュの家具に映える、抽象画のようなラグを選びました。
このラグはベルギーのWINDというブランドのものです。海外取寄品で実物が日本にはないため、ショールームで30cm角のサンプルを借りて色・質感を確認しました。上品な光沢感が空間をグレードアップしてくれます。

幾何学模様のラグ

40代男性のホームオフィスでは、スペインgancedoのラグを選びました。
ゴールドとダークブラウンで上品な光沢があります。

コンパクトな部屋に小さめのラグを敷く場合は、ぜひ大胆な柄を選んでみてください。
お部屋の雰囲気が大きく変わります。
カジュアルなラグ

30代女性の一人暮らしのお家です。水色の壁紙に黄色いソファのコントラストが可愛らしいお部屋。
ご予算の都合上、リーズナブルな価格帯のアイテムも上手く取り入れたお部屋です。
ラグは1~2万円程度のものを選びましたが、インテリア全体の色バランスを考えていますので、お値段以上におしゃれです。

曲線のラグ

40代男性のセカンドハウスの寝室には、曲線模様のラグを選びました。
家具やアートがマスキュリンで角ばったものが多いため、ラグの曲線模様で柔らかさとダイナミックさをプラスしています。
モノトーンのラグ

女性と愛犬が暮らすマンションのダイニングにはモノトーンのラグを選びました。
友人が犬を連れて遊びにくるため、汚れたら数年で取り換えられるように毛足の短いリーズナブルなラグを選んでいます。
ダイニングの下に敷くと、椅子を動かす際の防音効果もあるため、音が気になるマンションでは特におすすめです。
ヴィンテージ風のラグ

上のダイニングと同じ家のリビングではヴィンテージ風のラグを敷きました。ゴールドの壁紙に、優しいラグのデザインが良くマッチしています。
犬ちゃんが汚す可能性があるため、数年で買い替えても惜しくないよう2.5万円ほどのラグを選びました。
無地のラグ

アートをたくさん飾ったカラフルなリビングには無地のラグを選びました。
色はアートやクッションの色に合わせたラベンダー色です。床にも色が入ることで、明るく華やかな印象になりますね。
こちらは私の自宅ですが、選んだラグは200x200cmで10万円ほどのものです。
円形のラグ

30代女性が住むリビングには、毛足が長い円形ラグを敷きました。
チェアやアート、クッションに強めの色が入っているため、ラグはシルバーで控えめに。
猫好きなお客様が大好きな”フワフワ”した毛足の長いものを選んでいます。*
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ラグ選びは実物かサンプルで。無ければ画像をじっくり確認
ラグはお店での実物展示が限られています。
お店やショールームにサンプルがあれば、ぜひ見て・触って確認してみてください。
もし実店舗で見られない&サンプルがない場合は、ネットやカタログの画像を見て選ぶことになります。
できれば複数の角度の写真を見比べてみてください。
私もオンラインショップでラグを購入することがよくありますが、色の確認は注意深く行っています。
*ラグ選びは難しいため「つい無難なベージュやグレー」となってしまう気持ちもよく分かりますが、インテリアの可能性を広げる楽しいアイテムです。
カーテンや壁紙に比べて手軽に変更できるものですので、ぜひいろんな柄やデザインにチャレンジしてみてください。
もちろん不安な方はぜひプロにご相談くださいね!