日本とここが違う!ベルギーのリアルな住宅事情

ベルギー滞在中の友人から、家具付きマンションの写真がおくられてきました。

「私の今いるアパート、いわゆる日本でいうレオパレス?みたいな標準的な家具付きマンションなのだけれど、日本のインテリアと全然違うの」

聞くところによると、会社が借りている家具付きアパートに期間限定で住んでいるとのこと。

「びっくりしたのが、普通のアパートなのに部屋のあちこちにアートが飾ってあるの。
レオパレスにアート飾ったりしないよね、日本なら。」

と何枚か写真を送ってくれました。

ソファの後ろには幅100cmくらいありそうな大きな虹色のアートが飾られています。ベルギーのリアルな住宅インテリア

 

テレビ台の上にもアート。
そして両脇に間接照明。ベルギーのリアルな住宅インテリア

 

壁があるところにはアート。ベルギーのリアルな住宅インテリア

「とにかくいろんなところにアートが飾られているの」by友人


ベルギーの家具付アパートについているのは家具だけじゃない。
アートもつくのが当たり前!

 

さらに友人より
「あとカーテンの吊り方も違うの。
みてみて! 
カーテンは天井からつり下がってるよ」

ベルギーのリアルな住宅インテリア

カーテンの吊り方が違うと、だいぶ印象が違いますよね。

 

こうやって天井からカーテンを垂らすことで、天井が高く、部屋が広く見えるのです。

 

日本だと、窓枠か窓枠のすぐ上にカーテンレールをつけることが多いです。

↓絵のように天井から30~40cmくらい下にカーテンレールをつける。これだと天井が低く見える(
同じサイズの窓でも、天井からカーテンを吊り下げると天井が高く部屋が広く見えます(
カーテンの吊り下げ方

カーテンの吊り下げ方一つで全然見え方が違うのです。

でもこういうことを知らないと、
”壁に下地入れやすいし施工しやすいから、カーテンレールは普通に窓枠のところにつけるのでいいよねー”ってなっちゃうのです。

ただでさえ天井が低い日本の住宅を
さらに天井が低く見えるカーテンのつけ方をしているっていうのが現状なのです。

 

もし天井を高く、お部屋を広く見せたいなら、
カーテンレールは天井に近いところにつけるのがおすすめです。
できれば天井埋込式のレールにすると、窓辺がすっきり美しくなります。

 

 

他にもベルギー滞在中の友人のレポより。

「冷蔵庫も冷蔵庫じゃない感じで空間に溶け込んでるよ!
電子レンジもこうやって隠してること結構多いし。
彼のフランスのご実家も同じ感じになってる。」

一見収納に見えますが、ベルギーのリアルな住宅インテリア

扉をあけると冷蔵庫。ベルギーのリアルな住宅インテリア

ホテルのような仕様ですね。

日本だと冷蔵庫やレンジ、炊飯器、ミキサー…などの大量の家電がキッチンで丸見えになっていることが多いですが、ベルギーではごく標準的なアパートでも「家電を隠す」仕様になっていることが多いとのこと。

う~む、日本の感覚と大分違いますね。

こうやってちょっとした内装を見てみても、
ベルギーでは
いかに家を美しく、快適に過ごせるか?
を追求していることが分かりますね。

 

友人より。

「当たり前のインテリアのレベルが、日本とヨーロッパでは違うんだなーって。
今までちゃんと気にしてなかったけれど、改めてみるとヨーロッパのインテリアってレベル高いねw」

 

「彼(フランス人)と日本でアパートを下見したときに、
彼に”日本のアパートは真っ白で、どこも作りが同じで変なのー。
味気ないねー”って言われたし(笑)
それに内見中に”ここにポスターとか写真とか絵を飾ったら素敵かも”と言いながらアパート見てたし。
アートを飾るのが当たり前な感覚だよねー」

 

「私たちの当たり前が、ヨーロッパの人の普通の感覚とは違うんだなって、インテリアの視点をビシビシ感じてるよ」

とのことです。

私たちの当たり前って、実は当たり前じゃないのかも!?
もっと良い方法があるのかも!?
どうしてなんだろう!?

まずは”当たり前を疑ってみる”

そして海外や旅行やホテルに泊まった時に
”ここってなんでこうなってるんだろう?”
って考えてみる。

そんな視点でインテリアを見てみると、
新しい発見がある。
センスがどんどん磨かれるし
空間はレベルアップしていきます。

ベルギーの住宅レポからいろいろ発見がありました!

Nさんお写真&コメントありがとうございました^^
また何か面白いインテリア情報があったらぜひ送ってください☆
そしてベルギー滞在楽しんでね♡

インテリアデザイナー山口恵実
Art & Interior Design, Studio del Sol
外資経営コンサルタントからインテリアデザインの世界へ。アートやインテリアの楽しさと奥深さに気がついてから人生が変わりました。
2022年ロンドンへ留学。Interior Design School, Professional Development Course卒。
東京都内に築37年のマンションを自邸用にリノベーション。自邸インテリアをinstagramで発信中
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