新型コロナウイルスの影響で世の中が落ち着かない状況になっていますね。
デザインの祭典ミラノサローネも4月から6月への延期が発表されました。
気持ちが落ち着かない時期だからこそ、インテリアの話題で暗い気持ちを吹き飛ばしていきましょう!
さて今回も1月の欧州インテリア出張レポの続きです。
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ケルン国際家具見本市(immケルン)
前回ご紹介した大きな見本市「ハイムテキスタイル」は壁紙やファブリック(布地)の見本市でした。
どちらも主に壁面や窓周りの装飾として使われます。
ハイムテキスタイルに関する記事はこちら↓
壁紙&ファブリックの見本市ハイムテキスタイルとは?
今日ご紹介するケルン国際家具見本市は家具や照明の見本市です。
ハイムテキスタイルとは展示品/出展ブランドが異なります。
萌えますね!
高級ブランドのブースでは、家具や照明が単に商品のように陳列されているのではなく、ブランドの世界観を表現して美しくトータルコーディネートされています。
青山や表参道の店舗/ショールームより広いのでは!?と思われる広いブースにたくさんの空間をコーディネート。
参加者は椅子に座ったり、質感を確認して展示を楽しむことができるのです。
ケルン国際家具見本市への出展企業は約1200社。
ヨーロッパの高級家具ブランドから、新興国の斬新なブランドまで様々出展しています。
出展ブランドのうち日本で見かけることができるのは10%以下ではないでしょうか…。
日本では見かけないブランドばかりでした。
せっかく高いツアー代をかけて海外まで足を運んだ見本市。
各ブースを周る際に私が心がけていたことがあります。
「このブランド素敵だな、お客様に提案したい。でも日本で見たことがないな」と思った時は、ブースの担当者に必ず質問。
「Do you sell in Japan?(日本で売ってますか?)」
「Who is your distributor in Japan?(日本の販売代理店はどの会社ですか?)」
そう聞くと、どのブースの担当者は快く調べて回答してくれます!
「日本で販売していないけれど、過去に日本のデザイナーから直接依頼を受けてホテルに納品したことがあるよ」
「日本の代理店は○○会社だよ」
「もし輸入したいなら、この人が輸出担当だから連絡してください」
といって担当者の名刺をくれたり、代理店を教えてくれたりします。
そうやってコツコツと情報収集していきます。
海外の見本市は日本では仕入れられない情報を手に入れるチャンスです。
高い渡航費をかけた分だけ、情報や知識を仕入れてすぐに仕事に生かしたい。
投資した分だけリターンを得る!
…とか鼻息荒くいいつつ、実際は無言で回ったブースばかりですいません(笑)
さてそんなケルン国際家具見本市、本当に素晴らしい展示ばかりでした。
写真もたくさん撮ってきました。
たくさんのブースの様子をご紹介したいのですが、長くなりそうなので今日はここまで。
次回に照明や家具の写真をたくさん載せてご紹介しますね。
ちなみにハイムテキスタイルはフランクフルト
ケルン国際家具見本市はケルンで開催されます。
地図だとこのあたり。
こうやって地図を見ると、ドイツってほとんど海に面していないんですね。
ほとんど内陸だ。
道理で魚料理が全然なくて、ソーセージが美味いわけだ。
皆様週末をどうかお元気でお過ごしくださいね!