今日はホテルのインテリアについてご紹介します。
2018年オープン当時かなり話題になったホテル「ハイアットセントリック銀座」
銀座の並木通りに位置しています。
朝日新聞東京の創業の地。朝日新聞グループのオフィスが建て替えられてホテルに生まれ変わりました。
「新聞社」という歴史と「銀座」という土地柄を強く意識したインテリアが特徴的。
館内のアートワークも見所です。
3階のレストランNAMIKI667
レストランのメインの壁。吹き抜けの天井を見上げると活版文字をモチーフにしたアートワークが目を引きます。
「ハイアットセントリックTokyo銀座」と描かれています。
これは面白いですね!
レストランの通路の壁にも大量の文字が踊っています。
このホテルにまつわる「名称」「開業日」「地番」などの文字を組み合わせたアートだそう。
壁面に朱色の文字が集積しており、通路を歩く際はやや圧倒されます。
レストラン食事スペースの壁は裂織(さきおり)のような布が使われていました。
間接照明で壁面を下から照らすことで、布の凹凸感や素材感が際立っています。
藍色は銀座の男性の装い、朱色は銀座の女性の装いを表しているんだそう。
4階のホテルラウンジ
ラウンジは遊び心溢れつつ、高級感のある空間です。
キーカラーの赤が効いていますね。
吹き抜けから垂れ下がるシャンデリアも面白いです。
ラウンジには一つとして同じ椅子やテーブルは置いてありませんが、非常に上手くまとまっています。
プロのデザイナーのなせる業です。
このパキっとした赤と白のカーペットがいいですね↓
写真だと分かりにくいですが、テーブル上の花のようなモノはブロックでてきています。
そして足元にはロボ犬が。
随所に遊び心が表現されています。
こういう「何これ?」って興味をそそり、発見があるインテリアは大好きです。
東京・銀座をテーマにしたライブラリーコーナーもあります。
「今から銀座を散策しよう!」とでも言いたげな赤い自転車もディスプレイされています。
明快なコンセプトを貫いた個性的なホテル。
ハイアットセントリック銀座は「Namikiスイート」というスイートルームも有名です。
いつか宿泊してみたいお部屋です。
一昨年までの銀座は中国からの団体客がたくさん来て、デパートは人でいっぱい、とにかく人で溢れて活気がありました。
しかしコロナ禍で一変。
外国語を聞くことがほとんどなくなりました。
今はホテルやデパートにとって厳しい時期ですが、どうかこの苦境を乗り越えて世界中から人が集まる活気のある街に戻ってほしいです。
ハイアットセントリック銀座、ぜひ東京・銀座の面白さを発信し続けてください!