「市松模様」大好き!国内インテリア紹介1.

単純明快で究極にシンプル。
永遠にモダンな柄「市松模様」
チェッカー柄ともいわれますね。

格子の目を色違いに並べた模様で、同じ柄が切れ目なく続くので「繁栄」の意味が込められているそうです。
東京五輪のエンブレムにも利用されています。

エンブレム

東京2020エンブレムより

何千年も前から存在する単純な文様だけれど、いつみても「かっこえぇ!」って思えます。

特に私は、ちょこまかした細かい市松模様よりも、インパクトが大きい大柄な市松模様の方が好きです。

桂離宮

 

日本では古墳時代(1700年くらい前)の遺跡から出土された埴輪(はにわ)から、この文様の服装がみつかっています。

四角を組み合わせた単純な柄ですから、ずっと昔からあるのでしょうね。

 

「市松模様」という呼び名は、
江戸時代の歌舞伎役者に由来しています。

初代佐野川市松が舞台でこの模様の袴をはいたところ、爆発的に流行し「市松模様」と呼ばれるようになったのだそう。
(参考「日本の伝統文様事典」片野孝志著)

 

市松模様は日本はもちろん、海外でもいろんなところで目にします。

ジャイプールホテル

シンプルで写真映えする市松模様ですが、
インパクトが強すぎるせいか&広い空間の方が映えるせいか、
あまり一般のご家庭ではここまで大きな市松模様は見かけませんね。
小さな市松模様のタイルでしたら、キッチンや洗面所にお使いの方も多いと思います。

 

私は次に引越したら、
キッチンの床は大柄な白黒の市松模様に、キッチンの色は深紅にしようかなって考えています。
キッチンだけに色は深紅(シンク)…なんてね(笑)

 

今日は私が旅先で見つけた市松模様のうち、印象に残っているものをいくつかご紹介したいと思います。
いろんな色やサイズがあります。

ぜひご自宅のインテリア、インスピレーションの参考になさってください^^

なお写真は全部iphoneで撮りました。

 


桂離宮(江戸時代@京都)

江戸時代に作られた皇族の別荘「桂離宮」。
日本を代表する建築&庭園です。去年12月に行ってきました。

桂離宮

桂離宮といえば、松琴亭(しょうきんてい)のこの襖(ふすま)を思い浮かべる方が多いかもしれません。
藍色と白の和紙が市松模様に貼られています。

桂離宮

約400年前の意匠ですが、今みても超かっこよくないですか!?

五輪エンブレムは、きっとこの襖がインスピレーションの一つだったと思います。

ここで江戸時代の風流な皇族たちが、お茶を楽しんだり、歌を詠んだり、月を見たり…そんな風に過ごしていたのです。
当時の最先端モダンですね!

桂離宮

 

(参考)ちょうど今日(6/11)プレオープンしたホテル「エースホテル京都
スイートルームの襖も市松模様。桂離宮を彷彿とさせるデザインです。East Meets Westをテーマに程よく和が入った内装。かっこいい!

エースホテル京都

エースホテル京都より

 

 

日本で昭和初期に建てられた「洋館」にも、たくさん市松模様が見られます。
明治以降は西洋の影響を受けて、上流階級の建物には大理石やタイルが内装に使われるようになりました。

 

旧朝香宮邸/東京都庭園美術館(1933年@東京)

フランス帰りのおしゃれ皇族が建てたお屋敷です。

鉄筋コンクリート造の近代的なシンプルな建物ですが、内部はアールデコ様式を取り入れた豪華で贅を尽くした内装です。

旧朝香宮邸

フランスの有名インテリアデザイナー”アンリ・ラパン”と、
日本の宮廷建築チーム”内匠寮”がコラボレーションして生み出した空間は今みても斬新です。

 

まるでロックスターの部屋!

このお屋敷には市松模様を取り入れた空間はいくつかありますが、最もインパクトが強いのがこのお部屋↓
建物最上階の「温室」です。旧朝香宮邸

壁も床も同じ白黒の市松模様に見えますが、床は人造大理石、壁には国産大理石を使用しています。
素材を変えたのは、耐久性やコスト削減のためと思われます。

朝香宮殿下自ら選ばれ購入されたマルセル・ブロイヤーの真っ赤なスチールチェアが置かれています。

まるでロックスターの部屋!
昭和初期のお堅い皇族の家とは思えませんね。

 

 

建物内には市松模様のフローリングの部屋もありました。
木だと温かみがでますね↓

旧朝香宮邸

 

旧朝香宮邸はどの床も素材・デザインが異なるし、
屋敷内に複数あるマントルピースも全部異なる大理石で作られています。
室内装飾も照明も…上下左右どこを見ても素晴らしい。

インテリアデザインStudio del Sol東京都庭園美術館レポート

インテリアデザインStudio del Sol東京都庭園美術館レポート

 

桂離宮しかり、
旧朝香宮邸しかり、
豊富な資金力と高い教養とセンスと芸術への理解があるところから、素晴らしい建築やインテリアは生まれてきます。

今の超大金持の皆さんにも、後世に残るような素晴らしい建築・インテリアにぜひ投資してほしいですね。

 

 

 

ベーリック・ホール(1930年@神奈川)

ベリング邸

横浜山手の洋館の一つ。
イギリス人貿易商の邸宅として建築されました。

スパニッシュ様式のとても可愛らしい建物です!

ここのサンルームにも市松模様のタイルが使われています。
少しサイズが小さめなタイル。これなら自宅に取り入れられそうでしょうか。

ベリング邸

フローリングの先にチラ見えする白黒の市松模様

ベリング邸

階段の間からチラ見えする市松模様

ベーリックホール

 

ちなみにベーリックホールはバスルームがとても可愛いいんです。

・四葉形の窓
・目が覚めるブルーのタイル
・ペデスタルシンク

…という最高にCuteな組み合わせ3点セット。

ベリング邸

そっくりこのまま家のインテリアに取り入れたいですね。

ぜひベーリックホールに行ったら2階のバスルームも忘れずチェックしてみてくださいね!

 

「市松模様」を使った建築事例、長くなりそうなので今日はここまで。
第2回目では海外で見つけた事例もご紹介したいと思います!


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山口恵実(インテリアコーディネーター)
外資経営コンサルタントからインテリアデザインの世界へ。ブログでは施工事例やインテリアのノウハウについて解説。
日本のマンションは画一的・無個性なものが多いです。もっと多くの家を個性あふれる空間に変えていきたい。 インテリアが素敵になると、暮らしの質が劇的に変わります!
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