新しい年号が発表されましたね「令和」
昭和に似てて親近感がわく名前です。令和年に「れいわ(018)」を足すと西暦になるという話もあり、元号改正はまだまだ盛り上がりそう。
さて、日曜に品川にある原美術館に行ってきました。
3日間限定でアパレルブランドDRIES VAN NOTEN(ドリス ヴァン ノッテン)企画の個展が開催されておりまして。
個展の内容は
「INSPIRATIONS TOKYO~17世紀絵画が誘う現代の表現」
17世紀の画家エラルート・デ・レイレッセ作の作品。これともう一枚あります↓
この作品を現代の日本人アーティストが各々解釈して自身の作品を制作するという展覧会です。
アーティストは、安野谷昌穂、石井七歩、佐藤允、蜷川実花、堂本右美、大庭大介。
面白そうな試みだなと思い行ってきました。
原美術館は品川と大崎の間の住宅街の中にあります。
マリオットホテルのすぐ近く。
古い邸宅を使って、40年前に現代美術専門の美術館として開館しました。
残念ながら2020年12月末に閉館する予定だそう。
広すぎず、豪奢過ぎず、ここち良いサイズのお庭と建物。何だか懐かしい気分になりました。
室内の曲線階段がちょっとレトロで素敵。
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肝心の展示会の内容・作品はどうだったか…?
面白い試みでしたが、私の感想としては、全体的に心躍る感じではありませんでした。
1階のドリスヴァンノッテンの展示はまぁまぁ良かったのですが、2階sophie calleの展示が好きじゃなくて…初めてみたのですが、見てて心が重くなってちょっと気持ち悪くなりました。
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絵画・アート作品って、見る手の『好き嫌い』がはっきりでます。
「この作家好き」「この作品好き」と気持ちが高まることもあれば、
「ふーん」と何も思わないこともあるし。
逆に「みてるだけで胸がムカムカする」ということもホントあります。
一刻も早くこの作品の前から立ち去りたい…ってね。
100人いれば100通りの感じ方がある。
それが作家性が全面に出るアートの面白さ。
私は良く夫婦でギャラリーや美術館に行きます。
好みの共通点はあるけれど、アートを観た際の二人の感じ方は違うことがあります。
私が「この絵好き!」って興奮している横で、夫は全く無関心の時もあるし、その逆もしかり。
「あぁ、彼はこんな作品が好きなのね」って新しい一面を知れることもあります。
共通しているのは、あまりにメッセージ性が全面に出過ぎている作品には二人ともドン引いてしまうこと。
そして具象よりも抽象が好き。
モノトーンよりも、カラフルが好き。
アートもインテリアも何でもそうだけれど、自分の「好き」「嫌い」を知ること。
それが分かると面白い◎
私のコーディネートのお客様でも「自分の好みが分からないんです…」って方いらっしゃいます。ほとんどの方がそうです。
自分の好みが分からないから、なんとなく無難に、周りが評価しているものを選んでしまう。
そういうことありますよね。
日常のちょっとしたことでも、自分の「好き」「嫌い」を知ること。
その理由を突き詰めること。
紅茶のパッケージでも、デパートの袋でも、映画の背景でも何でもいいけれど、
「自分って何にときめいてる?」「何が好きなの?」って問いかけてみる。
そしてその理由を考えてみる。
それが自分のスタイルとセンスを磨いていくことにつながっていくのではないかと思っています。
美術館で見た作品はあんまり好きじゃなかったけれど、帰りに立ち寄ったレストランの照明は好き。
そしてまだ日が明るいうちに、楽しく飲んでおしゃべりする…このゆるやかな時間の流れも好き。
皆さんの好きなもの嫌いなものはなんですか?
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