都内3LDK新築マンションのインテリアコーディネート。
今日は主寝室をご紹介します。
(リビングはこちら⇒特注テレビ収納と名作チェアのリビング)
約8畳のお部屋にシングルベッド2台と小さなホームオフィスを設けました。
【Before】
↓↓
【After】
様々な質感のグレーを重ねる
「グレーの落ち着いた寝室にしたい」というお客様のご要望にお応えして、グレーをメインカラーにした寝室です。
色数が少ないインテリアを作るときに重要なことは”質感を重ねること”
質感のバリエーションが少ないと、単調でのぺーっとした印象になってしまうため、
固い・柔らかい・サラサラ・キラキラ・ふわふわ…いろんなテクスチャーを組み合わせることで、深みのある空間になります。
そのため素材選びには気を使いました。
布・木・樹脂・紙・アイアン・コンクリート・スチール…たくさんの質感を組み合わせてMix Textureの空間を実現しています
質感の重なりにより、部屋に入った瞬間に上質感や深みを感じられるのです。
壁は一面のみフランスCASADECOの壁紙に張り替えました(テシード取り扱い)
壁紙自体に表情があるため、一面貼っただけでお部屋の雰囲気がガラっと変わりました。
ヨーロッパの輸入壁紙は国内ビニールクロスに比べて5倍~10倍くらいの値段がしますが、質感の豊かさや色彩の美しさ、その効果は絶大です。
壁にはブラケットライト(壁付照明)を取り付けました。
壁に照明を取りつける場合、壁の下地補強工事と電気配線の専門工事が必要です。
どれくらいのサイズのベッドをどこに置くか…?事前に採寸して、照明の取り付け位置を決めます。
設置位置のバランスが重要になります。
お部屋のチャームポイントの照明はアメリカREGINA ANDREW(Adeline Furniture取り扱い)を一部カスタマイズしたもの。
アメリカから取り寄せたシェードの色・サイズが部屋に合わなかったため、シェードは日本で特注製作したものに取り換えました。
この照明、まるでウォールアートのようですね。こういうデザイン大好き!
国内ブランドは照明のバリエーションが少ないので、変わったおしゃれな照明が欲しいときは、アメリカやヨーロッパから取り寄せています。
サイドテーブルはコンクリート製。
実際に重たいですし、見た目も重厚感があります。
壁のスイッチ&コンセントは黒いステンレスのものを取り付けました。
ホテルのようにUSBコンセントも設けています。スマホの充電がラクチン。
カーテンはMANASの生地ミルキーウェイでオーダー作成。
遮光性があり、光沢のあるサラっとした美しい生地です。
窓側はご主人の仕事スペース。
イタリアemu(エミュ)のアウトドア用テーブルに、イタリアcalligaris(カリガリス)のチェアを合わせました。
こじんまりしたホテルのようなミニ書斎ですが、居心地良くて仕事に集中できます。
新型コロナウイルスの外出規制中は毎日ここでお仕事されていたそうです。
エアコンはダイキンrisoraのブラックウッド色を選びました。このエアコンシンプルでいいですよね!
インテリアコーディネートをする際、「どうやってエアコンの存在感を消すか?」でいつも頭を悩ませています(笑)
エアコンと同じ色&幅のチェストを下に置いて、家具の一部のように空間に溶け込ませました。
ホテルライクな主寝室。
モノトーンでクールな色で揃えましたが、部屋に一歩足を踏み入れると「フワッと柔らかくて味のある空間」という気がします。
質感を重ねていることの効果です。
「うちじゃないみたい。想像以上の仕上がりで大満足です」
「この美しさを頑張って維持したいと思います」
お客様が喜んでくださり嬉しいです。
寝室でぐっすりお休みになって、日々の疲れを癒してください^^
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