脱・無難ベージュ。色柄ラグ選びのコツ

冬になり足元からじわじわ寒さが伝わってくる季節になってきました。
床暖がないお家はもちろんのこと、床暖があるお家でもインテリア性を高めるためにラグを敷く方も多いことでしょう。

私のプロジェクトでも、リビングのソファ周り、ダイニングテーブルの下、ベッドの足元などに良くラグをご提案しています。

ラグは床の大きな面積を占めるので、失敗したくない気持ちが強くなり「無地のベージュ」とか「とりあえずグレー」となりがちだと思います。

でも色や柄を大胆に取り入れてみると、はっと驚くようなインテリアの可能性が広がることもあります。

ラグを上手く選べるようになると、インテリアの個性やおしゃれ度が劇的にアップするのです。

今日はラグ選びのポイントを弊社の事例をご紹介しながらご説明します。

(今年ドイツのケルン家具見本市で見たブース。カラフルなラグが印象的でした↓)

海外ラグデザイン実例

*

おしゃれなラグ選びのコツ

ラグを選ぶとき、1、2どちらの方針で行くか決めるところからスタートします。

1. アートや家具の色に合わせて色や柄のあるラグにしよう

2. アートや家具を引き立てる無地のラグにしよう

*
ラグ単体で考えずにインテリア全体のバランスで考えます。
特にアートとラグのバランスは重要です。

プロでないとそのあたりが難しいかもしれませんが、まず意識することが大切です。

弊社の事例でご説明します。

*
*

1. アートや家具の色に合わせて色や柄のあるラグにした例

 

<渋谷区マンション>

ラグコーディネート実例

ダイニングにラグを納品した事例です。
(まだダイニングテーブルが届いていない状態)

お客様ご希望の”温かみのある雰囲気”を出すために、ヴィンテージ風のラグを選びました。
ダイニングチェアはお客様がお持ちのもので、
チェアの張地に合わせて、植物の鉢とラグを選びました。色や質感があっているでしょう?

お客様お持ちのピンクのアートを飾ったらぴったり。

居心地よいダイニングになること間違いなしです。

 

 

<新宿区マンション>

ラグコーディネート実例

スペインから取り寄せた幾何学模様のラグを納品した事例です。

壁に飾ったアートやカーテンの個性に負けないように、インパクトの強い幾何学模様のラグを選びました。
アートやカーテンと「ゴールド、ブラウン」の色は統一しています。

想像してみてください、もしこのラグが無地のベージュだったら魅力半減だと思いませんか?

ラグ選びの重要性を再認識したプロジェクトでした。

 

 

<渋谷区マンション>

リビングと寝室にカラフルなラグを選んだ事例です。

(上写真)リビングは水色の壁に合わせて青い幾何学模様のラグ。壁に飾ったミラーも幾何学デザイン。

(下写真)寝室は黄色のカーテンに合わせてラグも黄色。カーテンにはターコイズブルーのラインを入れましたが、それに合わせてラグもターコイズブルーのラインが入ったデザインを選びました。
ネイビーの空間に黄色が効いていますね。

ラグのおかげでお部屋の魅力がUPしました。

 

 

2. アートや家具を引き立てるため無地のラグにした例

周りのアートやインテリアを引き立てるため、もしくはモダンで落ち着いた印象にするために、あえて無地のラグを選ぶこともあります。

 

<世田谷区マンション>

ラグコーディネート実例

私の自宅です。
壁にアートを飾り、照明もクッションも色柄が飛び交うにぎやかな空間です。

ここで柄のラグを敷いたら、ゴチャついた印象になるため、ラグは無地にして周りのインテリアを引き立てています。

ラグの色はラベンダー色。
ラベンダー色を選んだ理由はアートやクッションの色とつなげるためです。
無地のラグを選ぶ際も「無難にとりあえず」とはせずに、インテリア全体の魅力UPは狙っています。

 

 

<渋谷区マンション>ラグコーディネート実例

一人暮らしの男性のお部屋です。
リビングに選んだのは、滑らかな青い無地のラグ。

ロッシュボボアのカラフルなソファや流木スタンド照明、観葉植物、エタノール暖炉など…個性的なアイテムを揃えた賑やかなリビングのため、それらを優しく受け止める大海のようなラグを選びました。

 

 

<港区マンション>

ラグコーディネート実例

一人暮らしの女性のお部屋です。
リビングのソファ下に敷いたのは、フワフワした無地の円形ラグです。色はピンクグレー。

チェアやアート、クッションに強めのアクセントカラーが入っているため、ラグのデザインは控えめ。
猫好きなお客様が大好きな”フワフワ”した毛足の長いものを選んでいます。

 

*******

考えてみると弊社の事例で「無地のベージュ」や「無地のグレー」のラグをご提案することはほとんどありません。

理由は「それだとインテリアがつまらなくなるケースが多いから」と「それならお客様ご自身でも選べるから」

プロにインテリアデザインをご依頼くださるお客様は「自分では実現できないインテリアを叶えてほしい」と願ってらっしゃる方が多いので、お客様ご自身で無難に選べるようなものはあまりご提案しません。

もちろんインテリア全体のバランスを考えた時に「今回は無地のベージュが良いです!」となれば、それらを自信をもって提案しています。

*
*

ラグ選びはできればサンプルで
無ければ画像をじっくり確認して

ラグはお店での実物展示が限られています。
お店やショールームに以下のようなラグサンプルがあればぜひじっくり確認してみてください。

ラグサンプル実例

 

サンプルがないときは、ネットやカタログの画像を見て選ぶことになりますが、できればいろんな角度の写真を見比べてみてください。
商品の写真が一枚しかなくて「これ実際はどんな色なんだろう。写真通りなのか不安」と悩んでしまうような商品は選ばない方が良いですね。

 

私もネットの画像でしか確認できないラグを選ぶときは、いろんな角度の写真を確認して、ラグの画像を他の家具やアートの画像と組み合わせてみて「これなら色・柄バランスが合う」と納得したものを選んでいます。

仕事でも必ず実施していますが、
こんな風にパワーポイントなどに、内装・家具・ラグの写真を配置してバランスを確認すると失敗しないですよ↓

ラグの選び方

 

*

ラグ選びは難しいため「ついつい無地のベージュで」となってしまう気持ちもよく分かりますが、インテリアの可能性を広げる楽しいアイテムです。

 

最近はネットでリーズナブルでおしゃれなラグが手に入りやすくなりましたので、ぜひいろんな柄やデザインにチャレンジしてみてください。
もちろん不安な方はぜひプロにご相談くださいね!


**********************
※インテリアデザインのご依頼・お問い合わせ>>
**********************


山口恵実(インテリアコーディネーター)
外資経営コンサルタントからインテリアデザインの世界へ。ブログでは施工事例やインテリアのノウハウについて解説。
日本のマンションは画一的・無個性なものが多いです。もっと多くの家を個性あふれる空間に変えていきたい。 インテリアが素敵になると、暮らしの質が劇的に変わります!
>>プロフィールの詳細はこちら
★Instagram>>