オーダーカーテンの流れ&事例紹介

新築戸建のゲストルームの事例をもとに、オーダーカーテンの流れについてご説明します。

本日紹介するプロジェクトでは、弊社は竣工の3カ月前から参画し、オーダーカーテンや家具コーディネートを実施しました。

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①現地調査(採寸)

オーダーカーテン最初のステップは現地調査です。

窓の採寸、部屋の形状確認、採光や外からの視線の確認などを行います。
カーテンレールを新規で取り付ける場合は壁や天井の下地を確認し、必要な場合は工事で追加してもらいます。

このプロジェクトでは最初の現地調査は建築工事中だったため、工事完成後にも再度採寸を行いました。

オーダーカーテン事例

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②デザイン決め・生地選定

インテリアのコンセプトやカラースキーム、ご予算を考慮にいれながらカーテンのデザインや生地の候補を決めていきます。

東京にはカーテンの生地を扱っているショールームがたくさんありますが、ショールームに行って生地を確認したり、サンプルを取り寄せるなどし、何千点もの候補の中から候補の数点を決めていきます。

ここは私たちインテリアデザイナー/コーディネーターが最も頑張る部分です。

オーダーカーテン事例

オーダーカーテン事例

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③見積

生地・カーテンのスタイルを決めたらお見積りをします。

オーダーカーテンの価格は何で決まるかというと「生地の値段」そして「窓のサイズ」です。

高い生地を使えばカーテンは高くなりますし、安い生地でもたくさんの量を使えばカーテンは高くなります。

例えばポリエステルの安い生地で小さな窓にフラットカーテンを作れば安く仕上げることができますが、高級なシルクやリネンの上質な生地をたっぷり使ってカーテンを作ると、一つの窓で100万円以上することもあります。
リーズナブルな生地を使ったとしても、タワーマンションのように面積が大きい窓にカーテンを作ろうとすると、それでもやはり金額がUPします。

どこまでのクオリティを求めるのか、窓の形やお客様のご要望・ライフスタイルをもとにデザインを考え、必要に応じて生地を変更したり、スタイルを変えて生地量を減らすなどしながら、御見積を調整します。

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④発注&縫製(2~5週間)

生地やデザインを確定したら、生地メーカーに生地を発注し、カーテン縫製工場に縫製を依頼します。

今回のプロジェクトではドイツやイギリスから生地を取り寄せたため、海外取り寄せに3週間+縫製に2週間、発注から納品まで合計5週間かかりました。

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⑤カーテン設置

いよいよカーテンを設置していきます。
カーテンレールの設置も含めて、熟練の職人さんにお任せします。

床や天井は真っすぐに見えますが、微妙に曲がっていることもあるので、裾の長さを微調整したり、カーテンを整えたりして一番美しく見えるように整えていきます。

ここでたまに「工場が縫ったサイズが間違えていた」「壁に下地を入れるようお願いしたのに入っていない」という悲劇的なトラブルもたまにあります。 そういうトラブルに対処して円滑に進めていくのもデザイナーの仕事です。

オーダーカーテン事例

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⑥完成

このゲストルームでは、フロントレース+遮光シェードのスタイルにしました。
レースを締めた時に天井が高く見えるように、ポールは通常よりも高めの位置につけています。

美しいカーテンをつけるとお部屋の印象がガラッと変わりますね!
毎回オーダーカーテンが完成する度に感動します。

個性的な生地やスタイルを実現できるのも、オーダーならではです。

オーダーカーテン事例

 

 

<Before>

カーテンをつける前の状態。
ご覧の通りユニークな窓配置です。
始めて図面を見た時に「一体どんなカーテンをつけたらいいのだ」と大いに悩んだ窓でした。
右側の細い窓には落下防止用の手すりもあり「普通につけたらカーテン開閉時にポールにぶつかるぞ」…という難しい窓でした。オーダーカーテン事例

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考えた末に提案したのがこちらのスタイルです。
カーテン開閉がスムーズにいくように、職人さんの協力のもと微調整しながら設置しました。

オーダーカーテン事例

 

今回のカーテンはレースやシェードを開けたり閉めたりしながら、4種類のスタイルを楽しむことができます。
どれもそれぞれ表情があって素敵ですよ。

 

今回採用したレースはドイツJAB社の生地。
ターコイズブルーの円が一つ一つ縫い付けられており立体感と光沢感があります。
オーダーカーテン事例

National Interior @六本木のショールームで見つけて、その可愛さとインパクトにズキューンとハートを射抜かれました。
ゲストルームに提案したところ、お客様にも大変気に入っていただきました。

個性的なデザインのカーテンをご提案できるのは、とてもワクワクします!
このレースにして大正解でした。

オーダーカーテン事例

 

 

…以上、オーダーカーテンのざっくりした流れです。

オーダーカーテンをご依頼頂く場合、
もし賃貸などにお引越しの場合は、お引越しの2カ月以上前にご依頼いただけるとゆとりをもって生地やデザインを選べます。

また家を新築やリフォームされる場合は「どこにどのようなスタイルのカーテンをつけるか?」カーテンを含めたインテリアの最終形を決めてから窓の配置や形を設計することをお勧めします。

そうしないと「こういうカーテンにしたかったのにレールが付けられない」「見た目のバランスがおかしくなってしまった」
などいろいろ起きてきます。

カーテン・インテリア全般含めて信頼できるインテリアデザイナーに設計の段階から参画してもらうことが家づくりではベストですね!


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山口恵実(インテリアコーディネーター)
外資経営コンサルタントからインテリアデザインの世界へ。ブログでは施工事例やインテリアのノウハウについて解説。
日本のマンションは画一的・無個性なものが多いです。もっと多くの家を個性あふれる空間に変えていきたい。 インテリアが素敵になると、暮らしの質が劇的に変わります!
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